電気設備機器 点検現場ブログ

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高圧電気設備機器点検・メンテナンスを行っている、東春電気工業の活動内容をお知ら...

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【2-1_主要変圧器アーカイブ】

LR(電圧調整器)盤多頻度リレー取替え 

多頻度リレー盤の取替えをしました。
多頻度リレーとは、LRでも頻繁に動作する
補助RYの取替えです。


補助RYはおよそ1万回の動作で取替えをします。
7年くらいで取替え時期になります。


RYは1日の中でも何度も動作します。
これは、一日の中で電圧の使用量が違うためです。
その電圧の調整の役割をします。


決められた電圧プログラムがあり、そのプログラム通りに
自動調整するのが90RYです。
90RYの中のよく動く補助リレーの取替えです。


作業手順ですが、
1取替えRYについて作業管理者と打ち合わせを行います。
2補助リレーを取り外し、新しい補助リレーを取り付けます。


名称未設定 2.jpg

3最後に、シーケンス試験を行います。


玉の井 RY点検 005.jpg

この作業で気をつけることは、停電範囲を間違えないことや、
標識で作業対象区画をしっかりと把握することです。

標識と停電範囲の確認は、自分で把握する!!

変圧器に空気呼吸器と乾燥剤が必要なわけ

変圧器に空気呼吸器と乾燥剤が必要なわけ

何故、空気呼吸器が必要なのでしょうか?

変圧器は負荷がかかったり、外気温の変化により
変圧器内にある絶縁油の体積が増減します。


変圧器内の圧力を調整するため、空気を吐出したり
吸い込んだりします。
そのために、空気呼吸器が必要です。

 

SANY0015.JPG

何故、乾燥剤が必要なのでしょうか?

絶縁油は、水分を含むと絶縁性能を劣化させます。
水分は、空気中にも存在します。


そのため、乾燥剤を空気呼吸器に入れておきます。
空気中の水分を混入させないためです。

電気を安全に供給するために、
機器のデリケートな変化に対応します!!

窒素純度測定

窒素純度測定をしました。
この作業は、変圧器の窒素ガスの純度を測定するものです。
純度測定とは、酸素濃度を3%以下に保たれていることをチェックする作業です。
通常は年に一回の測定を行います。
絶縁油が空気と接触すると、空気中の水分が絶縁油に混入し劣化を引き起こす原因になります。
そのため、窒素ガスを変圧器に封入してあるのです。


純度測定をする手順ですが、酸素測定器を準備します。


クラウンコルク窒素純度測定 004.jpg

トランス内の窒素ガスの温度と圧力の正常範囲を確認します。


クラウンコルク窒素純度測定 010.jpg

ガス補給口のふたを開け、純度測定器のホースを取り付けます。
ホース内の空気を放出してから純度測定をします。

 

クラウンコルク窒素純度測定 006.jpg     クラウンコルク窒素純度測定 003.jpg

測定後、ガス圧力が不足の場合は窒素ガスを補給します。
ガス補給口のふたを清掃し、締付をしたのち補修塗装をします。


クラウンコルク窒素純度測定 005.jpg      クラウンコルク窒素純度測定 007.jpg

この作業で注意することは、ゆっくりと変圧させることです。
窒素ガスの放出や補給時の加圧を急激に変化させると
変圧器保護用の圧力リレーを動作させ、停電となるからです。


窒素ガスの補給も含めると3時間くらいの作業です。
この作業は、ガス加圧がプラス圧となる夏季の高温時に行います。


炎天下での精密測定ですから神経をつかいます。
また、高温時の測定は変圧器を稼動した状態で行います。
充電部への接近注意と圧力の慎重な調整は神経をつかいます。

 

単純作業のようですが、指先の器用さが問われる作業です。

油精密分析採油  寛政変電所

この作業は、トランス内から出るガスの量と種類を測定するために油を採油します。採油した油を分析することにより、トランス内の状態を診断することができるのです。
分析の結果により、大きな事故につながることを未然に防ぐためにも、とても重要な作業といえます。
通常、2年に1回で採油をするのですが、異常を発見した場合は、毎月、または週1回といったことになる場合もあります。
作業手順として、トランスのバルブの下に万が一のことを考え、養生シートを敷きます。


IMG_0009.JPG

受け皿を準備して、バルブ内の古い油を放出させ、本体内部の油を採取します。
採油ビンを取り付けて、採取します。


IMG_0011.JPG     IMG_0016.JPG 

このとき、バルブから勢いよく油を放出すると、空気が入りやすいためゆっくりと採取します。
採取するのに必要な時間は、20~30分くらいです。
この作業で一番気をつけることは、空気を入れないことです。


IMG_0017.JPG

油が空気に触れると、酸化するからです。
酸化した油からは、正確なデータが測定できないからです。

簡単な作業でも、中身は複雑です!

変圧器の冷却塔の点検  T変電所

名古屋の変電所のほとんどは、地下にあります。
地下にあるので、変電所の屋上に冷却塔が設置してあります。

冷却塔本体

冷却塔は、水を循環させて変圧器を冷やす大切な役割があります。
冷却塔の点検は、1年に1度行うのが普通です。

大きな変電所には冷却塔が並んでいるので、作業する対象機器を間違えないようにします。
基本的なことですが大切なことです。

冷却塔の制御板です。

まず警報機を取り外します。

次にエリミネーター、消音マットなどを冷却塔の中から取り出します。
エリミネーターとは、冷却塔内部から発生した蒸気やゴミを防ぐ装置です。

冷却塔の中は狭く、またエリミネーターに突起物があるので、気をつける必要があります。

取り出したものをジェットポンプで清掃し点検します。
今回、点検したのは「ファンの試運転」「メガー測定」「電流測定」「時間測定」「警報確認」などです。

今回の点検は1台3時間くらいかかりました。
2台点検して終了しました。。

 

 


 

T変電所のメンテナンス作業 -変圧器の点検作業をしました-

T変電所で、変圧器の細密点検をしました

今回は6年に1回しか行わないトランスの中にあるダイバードスイッチの細密点検をしました。
変電所から送電される電圧を、一定の電圧に変える機器の点検です。
ダイバーダースイッチとは、実際に電圧変化をさせる部分で電圧調整をするため、常に動いています。

変圧器の心臓部に当りますので、この作業には細心の注意が必要です(-"-)
特定の作業員が行うもので、微調整や、最新の注意力を要求されます。
これが今回点検する変圧器で、7万7000KVを6600KVに下げます。

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作業に入る前に、作業箇所(ダイバーダースイッチ)の電源が切れているか確認。
電気が遮断されている確認をし、中の油を抜いてから作業に取り掛かります。 c2.jpg

点検箇所以外の碍子は、クッション付きのシートを巻いて防護します。

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上部のふたを外し、中からダイバーダースイッチを取り出します。
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接点が消耗していないか、油の耐圧が規定通りあるかを、丁寧に確認します。
また、ネジの締め付けチェックも行います。
定められた強さが部位によって異なりますので大変神経を使います。
確認後は、同じ位置に慎重に収めます。
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タンク内はウエスで拭き、ひび割れなど無いか点検も行います。
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外した放圧板のパッキンを取替えます。
パッキンが咬み込んだりしないよう注意します。
放圧板とは、異常な圧力がかかった時に、内部の破損を防ぐため、板を割って
油を外に出すものです。
c7.jpg

この作業は、専門技術認定者がいないと出来ません!!
そのくらい難しい技術をともなう作業ですが、5時間くらいで無事終了(*^^)v


このような高い技術力を持った社員がたくさんいることが、東春電気の強みだと
思います(*^。^*)