
高圧電気設備機器点検・メンテナンスを行っている、東春電気工業の活動内容をお知らせするブログです。
東春電気工業は、高圧電気設備機器点検・メンテナンスに取り組んで30年以上の歴史があります。これまでの実績や経験をいかして、皆様の電気設備機器の点検を実施して、安定操業を実現しています。
これらの業務内容をこのブログを通してお伝えしていくことで、私たちのことをもっともっとよく知っていただきたいと思っております。
コンプレッサーとは、圧縮空気発生装置というものです。
遮断機や断路器を、動作ささせる動力源となる圧縮空気を作る装置です。
2台で1セットになっていて、年間10箇所、つまり20回くらい行ないます。
作業手順は、つぎのように行ないます。
まず、圧縮空気をつくる吸入弁と吐出弁の分解を行ないます。
自動排出弁の分解、点検を行ないます
クランク室内部の点検と油交換を行ないます。
抜き取った油、本来は透明です。
かなり汚れていることが、わかりますね。
安全弁動作試験をします。
圧縮器自動運転用および警報出力用のリレーの点検をします。
そのとき、圧縮室等からタンクへの充気時間の測定をします。
各部分解箇所のパッキン取替え後締め付け点検を行ないます分解箇所の締め付けは、締め忘れを防ぐため一人で行ないます。
高圧力普分は締め付けが強いので、分解に力が必要です。 工具を上手く利用して行なうことがコツです。 配管やバルブが複雑であり、簡単には習得できる作業ではありません。 先輩からのアドバイスを受けても、一度で覚えることは不可能です。 熟練とは、複雑な部分を理解することと合わせて、コツも大切な 道具であることを知りました。 本来は、もっともっと詳しく知ってもらいたいことです。
今後、チャンスがあったらもっと具体的に掲載します!!
今回は、電気回路を開閉する断路器の操作機構部の不具合を修理します。
グリスが固着したために動かなくなった機能を修復するためです。
一度故障が発生すると、同型機種に同じ故障が発生するかどうかを分析します。
その結果、修理が必要と判断されたものです。
固着したグリスをはがすには分解をしなければできません。
作業手順として、調整用ワッシャーを取り外し割りピンも外します。
次にグリスを洗浄液とやわらかいウエスで除去し、新しいグリスを塗布します。
再組立て調整ワッシャーの寸法を確認して、ギャップの測定をします。 割りピンも新しく取り替えて組み立てます。
作業時間は短いですが、狭いBOX内での作業ですので、ほかの装置に
触れないように、神経をつかいました!!
最後に現場で手動にて試験をし、つづいて遠方操作確認確認を行います。
油耐圧試験とは、絶縁油の性能をチェックする試験です。
絶縁油の耐圧測定のセッティング しゃ断器の中には油(絶縁油)が入っています。この絶縁油は、カミナリでトリップ(電流が遮断)するとアークにより油の絶縁性が悪くなります。トリップを発生することで、絶縁耐力がおとろえ送電が出来なくなる場合があります。通常絶縁油の耐圧は20kV以上と中電では定められています。
試験をするには、絶縁油を遮断器より100ccくらい採油します。
採油した絶縁油を2.5ミリの球状ギャップの入ったケースに注いで、電圧を昇圧していきます。
1000v位から昇圧し、最終的には60kVまで昇圧します。
この試験では、じょじょに昇圧して試験を行いますので、指先に細かな神経を使います。
20kVの電圧に耐えることができれば、絶縁油の機能を果たしていることになります。 許容地に達していない場合は、地絡を起こす可能性があるため、安全性を考え 油をろ過したり、新油に取り替えることもあります。
20kVが標準値のところ、60kVまで昇圧して試験をするということで、変電所の設備はより安全に整備されています。
より安全に整備をすることで、大きな安心を提供できるのです!!
遮断器は電気回路の故障が発生したときに流れる大電流を切る装置です。
ブッシングとは、遮断器についている装置の一部です。
今回はブッシングが経年劣化で漏油が発生したので、取り替える作業です。
まず最初に取り替えるブッシングを養生します。
これは、ブッシングを傷つけないためです。
次に、タンクを下ろし絶縁油を遮断器のタンクから抜き取ります。
遮断器の内部を分解して、ブッシングを切離します。
新しいブッシングを養生して、クレーンで吊り上げ取り付けます。
さいごに、遮断器タンクに注油し動作試験をします。
ブッシングは碍子で出来ていますのでぶつけないように気をつけます。
また、傷つけないため養生も必ず行います。
遮断器の内部を分解したのち、再組立ての正確さが品質を左右しますのでとても
神経をつかいます。
今回の作業時間は1本の交換ですので、6時間くらいでした。
通常の細密点検より分解する部分が多くて大変でした。
ブッシングの撤去や、取り付け時には細心の注意が必要となります。
また、ブッシングの重さもかなりのものでした。
まるで工事のようですが・・・・これも機器点検です。
充電部に器具を介して触れる場合は、器具の耐圧試験をすることになっています。法令で年2回行うことを義務付けられています。
試験器具には、断路器操作棒、検電器などがあります。断路器操作棒は、停電・復電操作で使用するものです。検電器は活線・停電をしているかをチェックするものです。
変電所で使用する大きな電圧(何万kV)を加圧して試験することは不可能です。そのため、耐圧耐圧試験器を使用します。この試験に使用する耐圧試験器は、100Vを50kVに昇圧する装置(トランス)です。耐圧試験にて、対象物に電圧を印加し性能維持を確認します。
断路器操作棒は、30センチ間隔で50kVを5分間印加して試験をします。
断路器操作棒の試験 耐圧試験器を使用し印加
検電器は、使用電圧の2倍の電圧を1分間印加して試験をします。
検電器の試験 試験の様子
この作業で特に気をつけることは、50kVを印加することで感電する危険があります。標識を確実にし、安全呼称をしっかり行い作業を行います。
電気が活線か停電しているかを検電器を使ってチェックをするため、この器具はわれわれ電工マンにとって一番重要な器具であり、性能維持をすることが大切です。
千秋変電所 充電器の取替
充電器は、変電所で使用する直流電源を作り、バッテリーに蓄電する装置です。今回は、経年劣化による取替えです。充電器は取替次期が決まっているわけではありませんが、必要な都度行います。
作業手順は、次のように行います。
バッテリーに接続する仮充電器のケーブルを接続し、運転を確認して 取替対象充電器のケーブルを切り離し、撤去する。
取替前の充電器 充電器を運び出す
古い充電器を設置してあるベースを取り除き、新しい充電器に合ったベースを取り付けます。
新しいベースを設置するとき、依然取り付けてあったベースのボルトの取り付け穴が違うため、アンカーの打ち直しが必要となります。
新しい充電器のケーブルを接続して運転を確認して、 仮充電器を撤去する。
この作業ではケーブルの切り離しや接続のタイミング、対象ケーブルや活線箇所と停電箇所の把握をしっかりとしておくことがとても重要です。このことをきちんとしていないと大きなトラブルを引き起こしますので慎重に行います。
また、細かな作業となりますので、1台の取替えに8時間ほどかかりました。
今日の作業は、初めて行いました。
大体の流れは理解できますが、ケーブルの切り離しに伴う仮充電器の停電箇所や活線の場所、タイミングの理解が確実に理解するには、経験の積み重ねが必要です。
また、ベースの加工やケーブルの端末も自分がどれだけきれいにできるか、今後の課題である。
それにしても、奥が深い!!
今日は、TC(テレコン)の点検です。TCとは、遠方制御装置といって、変電所の設備をコントロールする役割を持っています。つまり、変電所は無人なんです(」゜ロ゜)」
今日は、このTC装置がちゃんと作動するかを点検する作業です。最近のこの装置は、デジタル製のものと、アナログ製のものがあります。この変電所は、アナログ製ですので3年に1回の点検を行います。午前、午後各1セットづつ3時間の時間をかけて点検を行います。
TC正面 TC裏UTT標識取付
この作業の手順は、
1 まずメガー測定(TC,TM,PT三次回路)を行います。
2 内外部目視点検。
3 予備シートを使って対向試験を行います。
4 本シートを使って対向試験を行います。
5 V0(ゼロ)対向試験を行います。
6 電源・電圧測定を行います。
この作業での注意点
1 予備シート対向試験時の各シートのデバイス、ディップ、SW位置、ラッピングの状態が定位置にセットしてあるか?
(1つでも差異があると受け付けないため、不良判定となる)
2 メガー測定(DC回路)時、廻り込み回路の調査。
TCは、各メーカー及び年代により多種多様であるが、基本は同じなので基本から身につけると良い。
また、試験自体は簡素であるが、奥の深い装置である。
名古屋の変電所のほとんどは、地下にあります。
地下にあるので、変電所の屋上に冷却塔が設置してあります。
冷却塔本体 冷却塔は、水を循環させて変圧器を冷やす大切な役割があります。
冷却塔の点検は、1年に1度行うのが普通です。
大きな変電所には冷却塔が並んでいるので、作業する対象機器を間違えないようにします。
基本的なことですが大切なことです。
冷却塔の制御板です。
次にエリミネーター、消音マットなどを冷却塔の中から取り出します。
エミリネーターとは、交流を直流に変える清流装置です。
冷却塔の中は狭く、またエミリネーターに突起物があるので、気をつける必要があります。 取り出したものをジェットポンプで清掃し点検します。
今回、点検したのは「ファンの試運転」「メガー測定」「電流測定」「時間測定」「警報確認」などです。
今回の点検は1台3時間くらいかかりました。
2台点検して終了しました。。
今回は、N変電所で温度計の取替を行いました。
温度計は、トランス室の機器温度を測るものです。
以前デジタル温度計に替えたのですが、調子が悪く、今回はダイヤル温度計に取り替えました。
作業は次のような手順で行いました。
① 警報回路を切り離します。
② 古い温度計本体と感温部を取り外します。
③ 新しい温度計と感温部を取り付けます。
④ 警報回路を取り付けます。
今回は、温度センサーを本体に取り付ける作業が一番難しく気をつかいました。
トランス室は暑いので、大変な作業でした。
また、通常は電気を止めて作業するのですが、今回は電気を止めることがでません。
夏は、クーラーなどで電気の使用量が多くなり、負荷がかかるため電気を止められないのです。
感電に気をつけて慎重に作業を行いました。
作業には約3時間かかりました。
取り替えられた、ダイヤル温度計です.。